ヘッドスペースのGC/SAW高速分析システムzNose®の標準的な測定手順例を紹介します。 |
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ケーブル接続後、ヘリウム・バルブを開き、zNose®本体とコンピュータの電源をONにして、アプリケーションプログラムを起動させます。
システムの温度が、初期値に達したならば、暖気運転を数回実施し、異常が認められなければ測定準備完了です。 |
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下記の方法でアルカン・スタンダードを測定し、保持指標の補正を行ないます。この作業をzNose®では、チューニングといいます。
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1. |
サンプル・インジェクター(右写真)を使用。 |
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2. |
マイクロ・シリンジでスタンダードを注入。 |
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3. |
アルカン・スタンダード入りバイアルのヘッドスペースを採取。 |
右測定例:アルカン・スタンダード
(カーソルを画面に移動するとチューニング情報が表示されます。) |
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測定対象物質のピーク情報を保持指標(Kovats Retention Index) で入力しします。
保持指標の取得方法:
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1. |
測定対象物質のスタンダードを使い、実際に測定して保持指標を取得。 |
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2. |
カラムが同じ他のGCで取得した保持指標を利用。 |
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3. |
zNose®のライブラリーの保持指標を利用。 |
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4. |
米国国立標準技術研究所(NIST)やFlavornetなどのデータベースの保持指標を利用。 |
右設定例:α-Limoneneのピーク保持指標を入力。
(カーソルを画面に移動すると拡大表示されます)
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測定開始ボタンを押します。装置は自動的にヘッドスペースを吸引し、測定結果がモニター画面に表示されます。
サンプルの採取方法:
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1. |
直接エアのガスサンプルを採取。 |
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2. |
バイアルの中のヘッドスペースをサンプリング針で採取。(右写真) |
測定例:40mLバイアル中のサンプル液のヘッドスペースを採取。 中央のピークがα-Limonene。
(カーソルを画面に移動すると拡大表示されます) |
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