zNose®は、特許取得の高速ガス・クロマトグラフィとSAW(表面弾性波)センサー技術を組み合わせたヘッドスペース分析装置。
zNose®は、3部分より構成されています。 |
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1) センサー・ヘッド
吸引口
バルブ
トラップ
カラム
SAWセンサー
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2) 補助装置部
インターフェース・ボード
電源
キャリアガス・ボンベ(ヘリウム)
吸引ポンプ
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3) コンピュータ |
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コンピュータからのコマンドにより、バルブがサンプリング動作位置に回転すると、内蔵の吸引ポンプが作動し、ヘッドスペース・サンプル物質はセンサー・ヘッドの吸引口トラップ内壁に付着します。サンプル吸引量は、30cc/min.。例えば、吸引時間を10秒に設定すると、5ccのヘッドスペースがサンプリングされます。
次ぎに、バルブが噴射動作位置に回転した後、トラップカラム内をキャリアガス(ヘリウム)とともに運ばれ、SAWセンサー上に噴射されます。カラムの温度は、昇温または等温で設定できます。
カラムを通過し、SAWセンサーに到達する時間(保持時間)が物質ごとに異なることから、それぞれの物質を分離特定することができます。
また、500MHzで振動するSAWセンサー面に物質が付着すると振動周波数が低下します。この時の周波数変化は付着した物質の質量に比例することから物質の質量が測定できます。
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